| 1994年から活動を始めた『Fullness 21』は、外国人に日本文化を体験してもらうため、
毎月国際交流活動を行うボランティア・グループ。
今回は、Fullness 21の創始者である北島照子さんのインタビュー。
Fullness 21の活動内容と、名前の由来をお聞かせ下さい。
Fullness21では、外国の方が日本の文化を体験できるよう、毎月交流会を開催しています。
名前の由来は、皆が楽しく充実した21世紀を送れるようにと願いをこめて、『Fullness21』と名付けました。
北島さんご自身のことを少しお聞かせ下さい。
私は東京生まれの東京育ちで、結婚して広島に住んでから32年になります。
息子が2人いますが、今は夫と2人暮らし。家電量販店で事務員として働いています。
趣味で牛乳パックや貝を使った箸置きや根付けを作ったり、
仲間と一緒に月3回、和紙人形や竹細工などを手作りする活動もしており、材料代を実費として無料で教えています。
何事にも前向きに挑戦し、自分ができることに全力を尽くすことが私の信条です。
ご家族の方も、国際交流やボランティアをされていますか?
また、ご家族の方はボランティア活動で忙しい北島さんの事を、どのように思われていますか?
ボランティアをしているのは私一人ですが、交流会の時などは主人が荷物運びや送り迎えなどを手伝ってくれます。
家族は、私が人に迷惑をかけたり無理をしなければ、それでいいと思ってくれていますよ。

どうしてFullness21を始められたのですか?
1993年にホームステイで来ていたフィリピン人の男性が、弟さんが亡くなった悲しみをこらえて研修が終わるまで帰国しなかったんです。
それで理由を聞いてみたところ、「今帰国して家族の顔を見たら、我慢していた寂しさに耐えられなくなって、もう日本に戻って来れないと思う」とのことでした。
彼の友達にもホームシックになる人がいて、日本でとても寂しい生活を送っている人が多いと聞きました。
そこで、なんとか頑張っている彼らを励ますため、我が家で毎月1回誕生日パーティを開いたんです。
そうしたら皆さんとても喜んでくれて、このパーティでたくさんの友達ができました。
そして彼らが帰国する時、「本当に広島に来て良かった、楽しかった」、と言ってくれたんです。
同じ言葉を他の人達からもたくさん聞きたかった、それがこの活動を始めた理由です。
Fullness21では、どんな活動をされていますか?
毎月、日本文化の体験を中心とした国際交流会を行っています。
1月 留学生会館で着物体験(男女共に無料)
2月 豆まき
3月 雛祭り
4月 お花見
5月 母の日プレゼント作り
6月 留学生会館で浴衣体験(男女共に無料)
7月 七夕まつり
8月 BBQ
9月 お月見
10月 留学生会館祭りへの協力(着物体験 男女共に無料)
11月 紅葉狩り
12月 クリスマス会、もしくは忘年会等
上記のイベントの他に、月1回特別老人ホームつるかめ共和国で、
和紙作りや竹細工作りの指導もしています。
そして、交流会をインドネシアで行ったこともあるんですよ。
インドネシア人の皆さんが浴衣を着て、ココナッツミルクとガドガドという茹で野菜のサラダを作ってくれました。
私達が作ったのは、お好み焼き、いなりずし、そしてぜんざい。
彼らがぜんざいにココナッツミルクを入れたので、美味しくないのでは?と心配しましたが、
意外に美味しかったですよ。彼らと一緒に、牛乳パックに和紙を張った鉛筆立ても作りましたね。
今までの活動を通して、印象深かったイベントやエピソードは何でしょう?
紅葉狩りバスツアーに行った時、ミニ運動会をしたんです。
日本の種目と外国の種目を体験して、色々なことを発見しました。運動会で使用する道具が違うんですね。
タイでは椰子の実を半分に割り、下駄のように履いて競争しましたし、
インドネシアでは腰から垂らした紐に缶を下げ、これでボールを転がして相手の股下を通過させました。
印象深いエピソードとしては、留学生の子供さんが小学校の先生から
「のりとハサミを持ってきて下さい」と言われ、
この子のお母さんが「海苔とハサミ」を持たせた事を交流会で聞いて、大笑いしました。
海苔と糊、箸と橋など、日本語は難しいね、と言われましたよ。
また、インドネシアにはバス停が無く、乗りたいところで手をあげるらしいのですが、
広島ではバス停以外で手をあげてもバスが止まらないのでビックリした、という話もありましたね。
GETHIROSHIMAの読者の皆さんへ一言お願いします。
多くの方にFullness 21の交流会に参加して頂き、たくさんの人と知り合い、色々な体験をして
広島で楽しい生活を送って欲しいと思っています。
外国人の皆さんが、日本のどんなことに興味があって、どんな体験をしたいのかを知りたいです。
そして、その手助けをしたいですね。
GH日本人読者の皆さんも、こんな体験はどうでしょう?といったアイデアがあれば、ぜひご連絡ください。
連絡先(Fullness 21メンバー、山本宛): setsuoyama@hotmail.com
山本節男 2007年2月
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